今週のフランス

ダンケルクのアルミ工場、インド人グプタ氏のGFGアライアンスが買収へ

英国籍のGFGアライアンス(金属)がこのほど、仏ダンケルク市にあるアルミ工場の確定買収提案を、所有者である資源世界大手リオティントに提示した。買収額は5憶ドル程度に上るという。3-6月中の売買成立を目指す。

ダンケルク工場はかつて存在した仏ペシネー社の最重要の資産で、昨年にオープン25周年を迎えた。2003年にカナダのアルキャン社が買収、同社が2007年にリオティントに買収されたことで、リオティントの傘下に入った。従業員数は570人で、年間生産能力は28万トンと欧州でも最大規模の拠点となっている。買収するGFGアライアンスはインド人資産家のサンジーブ・グプタ氏が経営。同社は仏アスコメタル(特殊鋼)の有力買収候補ともなっており、欧州レベルで鉄鋼・金属部門の一大グループを形成することを目指している。フランスでは20憶ユーロを投資する計画で、今回の買収もその一環と説明。ダンケルク工場については、自動車ボディの軽量化の流れの中で、欧州における車体用のアルミの年間需要が、現在の330万トンに対して2024年には430万トンに増えるとの予測に基づき、アルミ製造から自動車向け部品の製造まで一貫して行える施設に鞍替えすることを目指している。

 

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