今週のフランス

ケリング、プーマの切り離し決める

仏ケリング(高級ブランド)は11日、保有する独プーマ(スポーツ用品)の保有株式を現物配当として株主に配布すると発表した。プーマはケリングの「ライフスタイル」事業の中核だが、これを切り離すことで、ケリングは高級ブランド事業に集約する。

ケリングは2007年にプーマを買収。70%株式を保有しているが、その一部を現物配当の形で手放す。配当後で、ケリング本体は約16%、ケリングの上位ホールディングであるアルテミス(創業者ピノー一族が保有)が29%の株式を維持する。これにより、流動株の比率は55%へ上昇する。

プーマは長らく業績不振が続き、ケリングによるテコ入れを経てようやく業績が上向いていた。7-9月期には売上高11億2000万ユーロ(17%の増収)を達成、業績上方修正も相次いでいる。ケリングは売却の可能性も検討したが、時価総額が57億ユーロ近くと高く、売却先を見つけるのが難しいと判断、業績回復が軌道に乗ったところで切り離しを決めた。ケリングは売上高(124億ユーロ)の31%を、プーマを中核とするライフスタイル事業で達成したが、同事業が営業利益に占める割合は6%と低く、その切り離しは利益率上昇をもたらす。

 

バックナンバー

kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索