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わが社のフランス人
アリエル・ゲーンズブルジェ(資生堂ヨーロッパ SAS)
 
  各会員企業で働いているフランスの方を紹介するコーナーです。
  アリエル・ゲーンズブルジェ
(資生堂ヨーロッパ SAS
インターナショナルビジネス・副社長)
  あなたの職務内容を簡潔にご説明ください。
グローバルトラベル・リテイル(タックスフリー)およびヨーロッパ代理店ビジネスのマネージメント
  学歴、キャリア等
コロンビア大学MBA
  資生堂入社の動機は?
資生堂入社前には、LVMHでキャリアをつんでいました。1997年にパリ装飾美術館で観た資生堂の「Paris-Tokyo-Paris展」で、資生堂というブランドの歴史を知り、このブランドの将来性を感じ、入社しました。
  「日本企業で働いている」と感じるのはどんな点ですか?日本企業に固有の特徴はありますか?
意思決定手続きに多くのリポーティングと東京本社の承認も必要です。世界的な広いビジョンをもって、競合と伍して戦っていくための迅速なアクションをとることが弱いと感じます。本社を含めた意思決定プロセスの改善を働きかけたいと思います。
一方で、社内でキャリア・ステップを積むことができ、かつ社内の人間関係に軋轢がなく、人間を尊重する社風があることはすばらしい点です。
  日本企業に入社したことによって仕事に対する価値観、原則が変化しましたか?
忍耐強くなりました。良い決定のためには、時には、より多くの時間が必要であり、目標はより確実に実現するということを学びました。
  フランス人に対して、日本人と仕事をする際のアドバイスは?
自分の計画・考えに確信がある場合には、何度でも提案し続けること。承認は何段階ものステップを経る必要がある。
一旦はじめたプロジェクトについては、途中で大きな変更をしないこと。(日本人はフランス人と比べて、軌道修正を嫌います)。
  日本人に対して、フランス人と仕事をするためのアドバイスは?
また、一般的なパリ観光やショッピング以外に、フランスのお土産、訪問すべき場所として日本人に勧めたいものはありますか?
職場での同僚との交流・コミュニケーションにもっと気をつかってほしい。オフィス内にポジティブな雰囲気を作りだすことは極めて重要です。そのために、相手に向かって一歩踏み出すことに躊躇してはいけません。
わたしにはリアムという5才の子供がいます。彼は、パレ・ド・ラ・デクーベルト(科学博物館:発明発見博物館)が大好きで、雨の日などには、よく行きます。プラネタリウムがあり、物理の面白い実験を沢山見ることができます。午前中にパレ・ド・ラ・デクーベルトに行ったら、パレ・ド・トーキョーで昼食を。サービスが早く、子供たちも受け入れてくれます。
2年前に改装された5区の植物園のGalerie de l'évolutionも魅力的な場所です。
日曜日にはよく中華街で広東料理を食べます。私は香港で育ったので、懐かしい気持ちになります。
カンヌ出身の私のお勧めは、5・6月・9月の南仏。人の心は優しく、プロバンス料理は、日本人好み。特にブイヤベースとラタトゥイユはお勧めです。
  日本人に対して、フランスやフランス人の仕事、文化や慣行について、何を理解し、何を受け入れて欲しいと感じますか?
マネージメントについて、私はチーム全員を意思決定のプロセスに参加させています。販売第一線の声も取り入れます。対話・意見交換・激論などもフランスではコンセンサス形成に必要です。これはチームのモティベーションを維持するために重要なプロセスです。
  資生堂におけるあなたの夢は?
もっと強くインパクトのあるブランド・コミュニケーションを実現したいです。ヨーロッパの消費者の期待にマッチするような表現をし、競合他社に負けない国際的なプレゼンスを強化したいと思います。
個人的には、資生堂のグローバル化の牽引役になりたいです。資生堂の製品は、他社とは違っており、本当はもっともっと力があるのですから。
  御勧めしたい資生堂の製品は何ですか?
私は、出張が多いので、資生堂のハイテク・ラインが重宝しています。バイオ・パフォーマンスのスーパー・リストアリング・クリーム、ベネフィアンスのフルコレクション・リップトリートメントと、ピュアネスのメイクオフ用ウェット・コットンなどを、お気に入りの資生堂ロゴマーク付き透明ポシェットに入れて携行しています。おすすめです

2009年5月29日付け