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フランス oui/non
片岡 進(日本国大使館)
内堀 真史(伊藤忠フランス会社)
長塚 勝幸(在仏日本商工会議所 事務局)
匿名希望
宇波 弘貴(日本国大使館)
大岩 淳(東京海上ヨーロッパ)
橋本 明(橋本明弁護士事務所)
山口 正純(SONYフランス)
中井 敏生(NTTユーロッパ)
松田 順夫(フランス日本通運)
今吉 秀行(フランス住友商事会社)
浅沼 幹男(日本電子株式会社)
加藤 裕一(ドコモ・ヨーロッパ)
田村 一彦(欧州三菱電機)
早間 玲子(早間建築技術事務所)
肥沼 光彦(国際協力銀行)
市原 淳子(トラヤフランス)
坂元 幸弘(ANAセールス フランス)
山口 晴久(電通欧州統括室)
野田 昇(欧州日産)
後藤 豊(資生堂広報部ヨーロッパ代表部)
渡辺 茂(江崎グリコ)
卜部 敏直(在フランス日本国大使館)
紋谷 廣徳(サンデンオートモーティブ)
橋本 眞太郎(大丸パリ駐在員事務所)

 

 

 
  フランスでお仕事や生活しているなかで、しにくい点そしてしやすい点を理事の 方々にお答えいただきいました。
  片岡 進
(日本国大使館)
仕事面
 

しにくい点(困ったこと)

  1. 自分勝手なイメージで人の言葉を解釈してしまうところでしょうか。交渉をしていても、きちんと伝えたはずのメッセージが先方の都合のいいように解釈されて、上まで上げてしまったからもう変更はきかないと言ったようなことが頻繁にあります。
  2. また、最近多くなったようにも感じますが、伝えたはずの情報が組織内で共有されていないことがあります。担当、課長、部長とそれぞれのレベルできちんと話をしておかないと話が進まずに混乱を来たすことがあります。その関係で、ファーストコンタクトをとるべき人を間違えると、横の連携が十分でないことから、後々混乱を生じ、関係・調整を正常化させるまでに手間と時間をとられます。
  3. 時にやはり日本人ということで、相手を馬鹿にする態度が見られることがあると感じます。先方からアポを依頼されて、実際に面談すると、何かの協力を依頼しに来たのだなと思って話を聞き始めたら、いつの間にか、「協力してほしい」ではなく「日本はどうように貢献できるのか」と言う具合に、立場が逆になっていることに気づき、「あれっ」と思うことがあります。
 

しやすい点

  1. 用件をメールやFAXで連絡しておくと、たいていの場合、かならず返事が返ってくるし、きちんと対応をしてくれます。日本であれば、いきなりメールやFAXをしても大概は放置されるか見ていないと言われかねないですが(それともこれは役所特有の体質なのでしょうか!)、そこは日本と違い、信頼が置ける点です。
  2. 粘り強く交渉をすると、最後は理解を示してくれ、突然、柔軟になったりします。そこまで到達するのに手間と時間がかかりますが、最後は満足感・達成感を感じることができるように思います。
  3. やはり、トップダウンに弱いところでしょうか。頑なな担当や課長、部長も、さらに高いレベルで話をすることで突然腰が砕けるような感じがあります。話の通じる人が必ず組織の中に存在していること、これが救いでしょうし、フランス人と仕事をする上での抑えるべき重要なコツであると思います。
生活面
 

しにくい点(困ったこと)

  1. とにかく自分勝手なところでしょう。タクシー待ちをしていても、レジで並んでいても割り込みをして平然としている人が多いのには、辟易としますね。渋滞のときなどに、交差点に我先に進入していく車はその典型でしょうか。(ただ、交差点が完全にブロックしてしまうと、いつの間にか車から降りて交通整理を始める人が必ず出てきます。そこはフランス社会の自浄作用なのかなと微笑ましく見ています。)
  2. やはり、日本人と見るやしつこく寄ってきてお金を要望してくる人がいますね。結構アグレッシブなときもあるのでこちらも辟易とします。(こういうときは、英語やフランス語ではなく、日本語で応対するのが一番効果ありそうです。)
  3. ものが定期的に壊れるところですね。冷蔵庫、洗濯機など1つが壊れると、順番に他のものが壊れていきます。電化製品などはこちらの寿命は3年から5年のように感じます。日本の製品の品質を見習ってほしいと強く思います。
 

良かったこと

  1. レストランとかチョコレート屋さんとか「美味しいのかな」と思いながらショーウィンドーや外にあるメニューを眺めていたりすると、店から出てきたお客さんが「ここはパリ一美味しいショコラティエよ」とか「このレストランの牛肉はぴか一だぜ」と言って、よく薦めてくれたりします。日本であればそんな見ず知らずの赤の他人のことなど見向きもしないのが普通かもしれませんが、フランスではそんな具合に親切に声をかけてくれる人が意外と多く、そんなときに感じる人の親切の温かさに心が癒されます。
  2. お店の店員などに、ものを尋ねたりするときに、一定の割合で意地悪な店員に当たったりしますが(外国人と見て馬鹿にする、わざと早くフランス語をまくしたてる、面倒な素振りを露骨に示すなど)、必ずと言っていいほどその後には親切で人のよい店員に恵まれます。最後には帳尻をあわすフランスらしさがこんなところにもあるのだなと感じます。めげなければ最後は救われるところ、フランスらしくて良いと思います。

2008年2月19日付け