アルストム、ポーランドで16億ユーロの契約獲得
仏アルストム(鉄道機器)はこのほど、ポーランドで総額16億ユーロの大型契約を獲得した。
長距離列車を供給する。
アルストムは、ポーランド国内で長距離旅客列車を運行するPKP Intercity社から今回の契約を獲得した。
「Coradia Max」型の2階建て電車42本を供給する。
1本につき550座席で、最高時速は200km。
複数の電圧に対応が可能で、例えば隣国のチェコにも乗り入れができる。
国内の旅客数が多い長距離路線に投入される。
契約には30本のオプションも設定された。
また、30年の保守契約も付帯している。
アルストムは製造をポーランド拠点で行い、3年半の納期で納入を行う予定。
台車はワルシャワ近郊にある拠点で製造。
ポーランド南部ホジュフ市にある工場で車両の製造が行われる。
アルストムはホジュフ工場を、規模と先進性の点で自社における世界的拠点と位置付けている。
アルストムは1997年にポーランドに進出。
現在の従業員数は4700人強。過去10年余りでは1億4000万ユーロをポーランドの拠点に投資した。
