量子コンピュータの仏Pasqal、上場を計画
量子コンピュータを開発する仏Pasqalが上場を計画している。
評価額を20億ドル程度とする上場を目指す。
米ナスダックと仏ユーロネクスト・パリで二重上場を計画する。
上場に先立ち、新たな投資家も参加する1億7000万ユーロの増資を実施。
Parkway、Quanta Computer、LG電子、仏CMA CGM(海運大手)が新たに出資。
既存株主(テマセク、EICファンド、サウジアラムコ、Daphni、Isaiなど)も増資に参加する。
次いで、SPAC(特別買収目的会社)のBleichroeder Acquisition Corpを通じた米ナスダックでの上場に向けて、投資家らから1億7000万ユーロの出資の確約を得る。
上場は2026年に行われる予定。並行して、ユーロネクスト・パリにおける上場(2026年か2027年に実施)の準備を進める。
Pasqalは2019年に発足。
先に量子コンピュータ技術でノーベル物理学賞を受賞した仏アラン・アスペ氏が設立に関わっている。
フランスの量子コンピュータ5傑(ほかにAlice&Bob、Quandela、Quobly、C12)のうちの1社で、同社は中性原子方式による量子コンピュータの実用化に取り組んでいる。
これまでに、フランス、ドイツ、カナダに実証機を設置した。中性原子方式の場合、均一性が大きい大量の中性原子を確保でき、精度が高いという利点があり、レーザー捕捉による冷却化であるため、エネルギー投入が少なくて済むことも強みとなる。
2026年中に新型「Vela」を投入し、250qubitを超えるスケール達成を目指す。
