ダッソー・アビエーション、新型「ファルコン10X」をロールアウト
仏ダッソー・アビエーションは3月10日、新型ビジネスジェット「ファルコン10X」のロールアウトをボルドー近郊の工場にて行った。
ファルコン10Xは全長33.4メートル、全幅33.6メートルで、窓は19列と、エアバスA220のような小型旅客機に近いサイズ感で、キャビンの広さと快適性をセールスポイントとする。
キャビン幅は2.77メートル、高さは2.03メートルで、乗客8人が集えるダイニングルームを含む快適な設備を提供する。
航続距離は1万3900kmで、パリ・サンチャゴ(チリ)やニューヨーク・上海など長距離の移動を無給油で行える。
最高速度はマッハ0.925(時速983km)。
競合のゴルフストリームG700(マッハ0.935、航続距離1万4383km)やボンバルディア7500(航続距離1万4260km、後継ボンバルディア8000ではマッハ0.94を実現の見込み)に比べるとわずかに劣るが、与圧は高度914メートル相当と、快適性の高さを売り物とする。
ダッソーがラファール戦闘機の開発で得た技術も多く採用。
翼部の材料にカーボンファイバーを使用するなど新規性も多い。
2025年に世界のビジネスジェット市場は引き渡し854機を記録し、前年比で12%の成長を記録した。
ファルコン10Xは、2021年時点の発表では価格が7500万ドル程度となる。
ダッソーは販売目標を明らかにしていないが、市場全体では、航続距離が長いビジネスジェットの引き渡しは向こう10年間で2000-3000機に上るものと予想されている。
