共和党、大統領選挙の公認候補にルタイヨー党首を指名
保守政党の共和党は4月19日、党員投票の結果、ルタイヨー党首を2027年の次期大統領選挙の公認候補として選定することを決めた。
党員投票では、「共和党の党員を対象にした投票で公認候補を決める」、「党員・党友を対象にした公選で公認候補を決める」、「ルタイヨー党首を候補者に指名する」の3つの選択肢を示し、白票投票を認めた上で、党員らに意見を質した。
その結果、ルタイヨー党首を指名することが、73.8%の得票率にて決定された。
「党員による投票」は12%、「党員・党友による公選」は14%にとどまった。
投票率は60.01%とかなり低く、党員らにおいてこの投票への関心が低めであったこともうかがわれる。
ルタイヨー党首は65歳。
マクロン政権下で内相を務めていたが、特にタカ派の姿勢を打ち出して、マクロン政権への批判を強めつつ辞任したという経緯がある。
大統領選挙においても、タカ派の姿勢を強調して、極右の有権者層の引き戻しを狙う戦略とみられるが、今のところ、世論調査におけるルタイヨー党首の支持は芳しくない。
右派の最有力候補はフィリップ元首相(オリゾン党)で、ルタイヨー党首の支持率が10%未満にとどまっているのと比べて、元首相の支持率はその2倍に達する。
ルタイヨー党首はこれから、国家主権に関係する憲法改正案などを打ち出して、フィリップ元首相の追い上げを狙うが、差が縮まるとは限らない。
また、共和党に限らず、広く右派から中道までの勢力の統一候補擁立に向けた公選を実施するよう求める声も党内にはあり、ルタイヨー党首が主導権を握り続けることができるか疑問もある。
