AirNAM、インフレータブル電動車両を発売
仏AirNAMはインフレータブル電動車両「Fourmi(アリの意)」を発売した。
旅行先の足回りに最適なオンリーワンのモビリティ手段として売り込む。
コンセプトは創業者のブノワ・ペイヤール氏が案出した。
同氏は2020年から開発に取り組み、2024年には見本市「フォワールドパリ」の有名な発明賞「レピーヌ賞」で大賞を受賞した。10種の特許を取得した上で、このほど発売に漕ぎつけた。
「Fourmi」は、通常は長さ90cmのケースに収納されている。
車体は10分程度で膨らみ、車輪とバッテリー(48V、20アンペア時)を装着して完成する。
見た目はバナナボートを少し頑丈にしたような印象がある。
総重量200kgを限度に、最大では4人乗り(子ども2人の親子連れを想定)で、航続距離は50km、最高時速は25km。オプションで太陽光パネルを配した屋根もつけられ、停車中の追加充電などに使える。
屋根の代わりにサーフボードなどを運ぶこともできる。
価格は4350ユーロから。
キャンピングカーの所有者からの引き合いが多く、宿泊先での足回りとして売り込めるという感触を得た。
キャンピングカーのメーカーとの販売提携も検討する。
AirNAMはピュイドドーム県内に本社があり、従業員数は3人。
下請け企業に50種程度の部品を発注し、社内で組み立てている。
年間100台強を製造する体制は整っており、新コンセプトを消費者に売り込めるかが勝負になる。
