ドリシュブール、独同業ショルツ・リサイクリングを買収へ
仏ドリシュブール(リサイクル)は5月5日、独同業ショルツ・リサイクリングを買収すると発表した。
経営難の親会社Chiho Environmental Group(香港市場上場企業)による売却先探しを経て、買収者として選定された。
買収額は未公表。
年内の買収完了を目指す。
ショルツは、ドイツ国内のほかに、チェコ、ポーランド、スロベニアに進出。オーストリアとルーマニアには合弁会社への出資の形で進出している。
年商は16億ユーロで、鉄・非鉄・紙のリサイクル実績が年間300万トン超に上る。
全部で180拠点を展開する。
ドリシュブールは2025年9月期の年商が33億ユーロで、うち32億ユーロを本業のリサイクルで達成。
実績は、鉄が410万トン、非鉄が63万4800トン、車両が64万9300トンだった。
仏国内に208拠点を保有し、欧州には9ヵ国に50ヵ所の拠点を展開、うち7ヵ所がドイツ国内で、同社の売上高にドイツ事業が占める割合は現状では3-5%に上っている。
ショルツの買収によりドイツ事業を大幅に強化すると共に、欧州全体でも足場を固める。
事業規模の拡大を通じて、脱炭素化により原料として鉄スクラップへの需要を強める欧州の鉄鋼業をサポートする体制を整える。
ただし、買収実現に当たっては、各国の競争当局からの許可の取得に加えて、Chihoと債権者団の間の交渉の行方も不確定材料として残る。
