ドイツ・メルク、仏グルノーブルに半導体工場を開所
ドイツ・メルク(製薬)は、仏グルノーブル(イゼール県)近郊のサンティスミエ市に半導体分野の新拠点を整備した。
このほど開所式を行った。
ドイツ・メルクは、2024年に1億5500万ユーロを投じてグルノーブルのUnity-SC(半導体)を買収。
同社を足場として、このほど新工場を開いた。2000万ユーロを投資して、4500平方メートル(うち2000平方メートルがクリーンルーム)の建物を新たに建設した。
100人の勤務を予定する。
同社は以前から、製薬業と直接に関係する素材化学を経由してエレクトロニクス分野の多角化事業を展開していたが、近年は半導体事業への本格的な進出を進めている。
同社の世界従業員数は全体で6万2000人に上るが、うち8000人近くがエレクトロニクス分野(うち4000人がフランスの13拠点に勤務)で就労している。
世界売上高(2025年に211億ユーロ)の15%をエレクトロニクス分野で稼いでおり、同分野は過去3年間で年間16-17%の成長を続けている。
新工場では、半導体の計測・検査用の装備を製造。5年後の時点で生産能力を現在の5倍に拡張することが目標となる。
新工場は、消費する以上のエネルギーを製造できる「ポジティブ・エネルギー」建物となり、半導体産業が盛んなグルノーブル地方においても、この種の建物は半導体分野で初だという。
