モン・サン・ミッシェルの運営体制が変更に、労組は反発
ルコルニュ首相は6月17日、フランス屈指の観光名所であるモン・サン・ミッシェルの運営体制を変更することを決め、関係自治体に通知した。
現在は、文化省下に置かれている公的機関のCMN(歴史的建造物センター)と、特殊法人(EPIC)扱いのEPICモン・サン・ミッシェルが共同で運営しているが、これを後者のみによる運営に切り替える。
地元ノルマンディー地域圏などはこの切り替えを要望しており、会計検査院の報告書も、二重体制を解消すれば経費節減が実現すると指摘していた。
政府はこれらの要望や勧告に従う形でこの決定を下した。
これに対して、CMNの職員労組等は強く反発しており、18日には全国で抗議行動も行われた。
モン・サン・ミッシェルはCMNに年間600万-700万ユーロの収入をもたらしており、この収入は、CMNの管理下にある他の小規模な歴史的建造物の保全等の事業に分配されている。
労組側は、こうした分配の枠組みが失われると、誰にとっても不利益な状況が生じると主張。
2005年にCMNの管理から離れたシャンボール城の場合も、西翼の改修費用の捻出に窮していると指摘し、長い目で見て離脱はモン・サン・ミッシェルの利益にもならないと主張している。
