CCIJF – 在仏日本商工会議所

会頭の挨拶

会頭就任ご挨拶 西澤 宏章

先月開催されました在仏日本商工会議所定例総会におきまして皆様のご承認を賜り、2023年度の会頭を務めさせていただくことになりました日本航空パリ支店長の西澤宏章でございます。
微力ではございますが、会員企業の皆様とともに当会議所の活動に精一杯取り組み、重責を全うすべく全力を傾ける所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年度、会員企業の皆様には当会議所の活動に多大なるご理解、ご支援、活動へのご参加を賜りましたことを心より御礼申し上げます。
また私共の活動を力強く支えていただきました下川特命全権大使閣下、在フランス日本国大使館をはじめとする日仏関係各機関の皆様方にも、この場をお借りいたしまして厚く御礼を申し上げます。

一年以上続くウクライナ危機、エネルギーや原材料の価格高騰によるインフレの加速、貨物需要の減退、フランス国内のストライキ・デモによる混乱等、先行きが見通しづらい状況が続いており、我々を取り巻く環境はまだまだ厳しい状況にありますが、一方でウィズコロナ・アフターコロナの生活が浸透、日仏両国の入国緩和も実現し、日仏経済・文化交流の発展に期待が持てる等、明るい兆しが見えるようになってきました。そしていよいよ今秋にはラグビーワールドカップがフランスで開催されます。更には2024年のパリオリンピック・パラリンピック、2025年の大阪・関西万博と日仏における経済・文化交流が一層発展するビッグイベントが毎年続いていきます。この絶好の機会を活かして成長の礎を築き、両国の交流の絆を年々太く長いものへと繋げていければと思います。

そのステップを踏んでいくKEYとなる今年、当会議所は創立60周年を迎えます。6月1日には大使公邸にて60周年記念レセプションの開催を予定しており、会員企業の皆様や日仏双方の関係者との交流を深めることで、60年間の歩みを振り返り、心よりお祝いしたいと思います。そして多くの先人の努力により商工会が運営されてきたことに深く感謝し、次の5年、10年を見据え、さまざまな商工会活動を通して、会員企業の皆様の発展、更には両国の発展に貢献していく意志確認の場にできればと考えております。

当会議所は、1963年7月に設立以来、ビジネスと生活の両面でより良い環境をつくることを目的として積極的に活動して参りました。正会員195社、賛助会員23社(2023年3月時点)の皆様が互いに手を携え、改めて会議所の原点と本来の役割を思い起こし、会員の皆様、関係各所と連携を密にして力を合わせて課題を解決し、「会員利益」「日仏交流」「会員親睦」の実現に向けて、一層力強く取り組んで参りたいと思います。

末筆となりますが、会員企業の皆様のご健康とビジネスの益々のご発展を祈念するとともに、当会議所への引き続きのご支援とご鞭撻、並びにご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年4月6日
在仏日本商工会議所 会頭
西澤 宏章
(日本航空株式会社 パリ支店長)