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ルーブル美術館盗難事件:犯行に加わった容疑で2人が逮捕、盗品は行方不明

ルーブル美術館で10月18日朝に発生した盗難事件で、捜査当局は25日夜、容疑者2名を逮捕した。
盗難された宝飾品は発見されていない。
逮捕されたのは、いずれもパリ北郊オーベルビリエ市(セーヌ・サンドニ県)出身の30代の男性。
捜査当局は、遺留品のDNA鑑定などで、4人の実行犯のうち、犯罪歴がある2人の身元を特定していたが、容疑者らを泳がせて捜査を続けていた。
2人の容疑者のうちの1人が、25日夜に外国渡航を企てたことから、当局はこの容疑者をパリ・シャルルドゴール空港の搭乗ロビーで逮捕。
急遽、もう一方の容疑者もセーヌ・サンドニ県内で逮捕した。
捜査当局は96時間の勾留期限中に予審開始を通告しなければ、拘置を継続することができなくなる。
容疑者らの自宅等の捜索では、盗難された宝飾品は発見されなかった。
容疑者のうち一方はフランス人、他方はアルジェリアとフランスの二重国籍を有する人物で、空港で逮捕されたのはこちらの容疑者であるという。