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統一市町村選挙:パリ市議会選挙の行方は微妙

3月に行われる統一市町村議会選挙で、パリでは、長く続いた左派市政に対して、右派による政権交代が実現するかどうかが焦点となる。
社会党のイダルゴ市長は再選を狙わず退任し、社会党は後任候補として、グレゴワール前筆頭助役を擁立した。
グレゴワール候補は、環境派及び共産党と統一リストを組むことで合意した。
対する右派陣営は、ダティ文化相(共和党)を市長候補として擁立。
国政レベルの与党であるMODEM(中道)も文化相の候補リストへの相乗りを決めた。
ただ、国政与党の中核を占めるルネサンス党は、協力先の右派政党「オリゾン」のブルナゼル候補の支持を決定。
ダティ文化相は第1回投票からの協力を取り付けることができなかった。
このほかに、左翼政党LFI(不服従のフランス)はシキルー氏を筆頭候補として独自の候補リストを立てた。
また、極右政党「ルコンケット」も、クナフォ欧州議員を筆頭候補に立ててパリ市議会選への参入を決めた。
統一市議会選は2回投票制で争われる。
過半数を得た候補リストがない限り、決選投票が争われるが、第1回投票で10%を超える得票率を得た候補リストが決選投票に進出可能で(辞退も可能)、5%を超える得票率のリストは、決選投票に進出するリストと統合を決めることで、間接的に決選投票に進出できる。決選投票では比例代表制にて議席数が決まる。
BFM TVの依頼で行われた最新の世論調査によると、グレゴワール候補のリストが第1回投票で33%の支持率にてトップ、ダティ候補のリストは26%で第2位となっている。
以下、ブルナゼル候補が16%、シキルー候補が11%、クナフォ候補が9%で続いた。
決選投票の行方は予想が難しく、シキルー候補(LFI)のみが立候補を維持し、3つ巴となった場合では、右派の票を集めてダティ候補が得票率47%で、グレゴワール候補に5ポイント差をつけて勝利できる。
ブルナゼル候補が立候補を維持し、4リストによる争いとなった場合には、グレゴワール候補が1ポイントの僅差で勝利するという。