スペイン国鉄RENFE、マドリード・パリ間の高速鉄道開業計画をひとまず断念
スペイン国鉄RENFEは4月1日、マドリードから仏パリまでを結ぶ高速鉄道の運行開始を無期延期すると発表した。
車両の認証取得が遅れていることなどを理由に、ひとまず計画を断念した。
技術上及び運営上の条件が整い次第、再開する考えを示した。
RENFEはこれまでに、マドリード・マルセイユ間とバルセロナ・リヨン間の国際高速鉄道2路線でフランスに参入。いずれの路線でも1日1便を運行している。
リヨンからパリまでの乗り入れは、当初は2024年夏のパリ五輪に間に合うよう準備が進められていたが、RENFEはこれを2024年12月に延期し、さらに日程を示さずに再延期していた。
RENFEは新路線にスペインのタルゴ社製の新車両S-106を投入する計画だが、仏当局による認証が遅れており、開始のめどが立たなくなった。
RENFEは、予約していた線路の使用枠(スペイン・フランスの国境区間とパリ・リヨン間)をひとまず返上し、仕切り直しすることを決めた。
RENFEはバルセロナと仏トゥールーズを結ぶ路線の運行も計画していたが、こちらも、車両の認証問題で躓き、2025年春に計画を中断していた。
スペイン政府の側では、フランスが相互主義を守らず、スペインに進出していながら、自国への参入を阻害していると不満を募らせているという。
