パリ北駅と東駅の間に地下道開通、2027年3月に運用開始へ
パリ北駅と東駅を結ぶ歩行者用地下道がこのほど開通した。
2027年3月の運用開始を予定する。
北駅と東駅はごく近くにあるが、両駅の間の乗り換えは実に不便なのは誰でも知っている。
最短距離であるアルザス通りを経由する道を選ぶと、殺風景なのはいいとしても、巨大な階段があって、スーツケースなどを持って移動するには不向きであり、いろいろと不便だった。
両駅をつなぐ地下道を整備する構想は1990年代に持ち上がったが、地下には水道管や配電線など埋設物が多く、工事が難しいこともあって、計画は断念されていた。
しかし、東駅からシャルルドゴール空港までを結ぶ直通列車CDGエクスプレスの整備が進められる中で、地下道構想が再浮上し、2024年9月に着工、それがようやく完成した。
CDGエクスプレスの開業(3月28日の予定)にあわせて地下道も運用が開始される。
全長56メートル、高さ8メートルのトンネルが整備された。
許容誤差が20mmという精度で工事は進められた。
鋼管を水平に埋め込んでトンネルを保護し、コンクリートを流し込んで土壌を安定させるという工法が採用された。北駅から、RER E線のマジャンタ駅を経由して、東駅のちょうど東側にあるシャトー・ランドン(メトロ駅)から発する地下通路と連絡する形で地下道がつながる。
費用は全体で6800万ユーロがかかり、うち2970万ユーロがトンネル掘削のため生じた。
国とパリ首都圏、国鉄SNCF、CDGエクスプレス、パリ市が費用を分担した。
北駅と東駅の利用旅客数は1日につき80万人に上る。
うち3万人が両駅間の移動をしており、地下道により利用がスムーズになることが期待できる。
