CCIJF – 在仏日本商工会議所

アズイズ会

第100回「アズイズ会」[2012/07]

観戦記

―第100回記念大会は記録ずくめ―

朝4時45分起床。すぐにカーテンを開くと明けようとする空は雲一つなく今日は晴れるぞとまず感謝。5時45分に日本から参加の野村裕晟さんをホテルでピックアップ。Roissyを過ぎた頃に見事なオレンジ色の太陽が昇るのが右手に見え感動。6時半アップルモン到着。

7時の集合時には青空が第100回大会を称えてほのかに微笑んでいるように見えました。

8年と6か月を経て到達した第100回大会。誰もがこの記念する大会で優勝しあのカップに自分の名前を刻みたいと思ったはずです。12番ホールから1番ホールまでのミニショトガンスタート。観戦子は15番スタートしたもののすぐ気が付いたのは、各ホールのtee-offがいつもよりかなり前であったこと。これなら皆良いスコアーが続出するだろうと思いました。100回大会へのアップルモンGC(Jacobさんの)の配慮だったのでしょう。

終わってみればグロスで70台を出した人が5人。一大会で5人も70台が出たのは初めて。その記録が100回目で出たのですから感無量です。

栄えある優勝は近藤孔明さん。グロス77でネット何と62。おめでとうございます。ネットスコアー最少記録での優勝でした。

準優勝は野村英明さん。グロス91ネット65。続く3位もネット65で押谷泰治さん。4位に食い込んだ青木幹隆さんはグロス79という快挙。フロント9で近藤孔明さんと濱田弘之さんの二人が36。バック9で大岩淳さんが35の1アンダー。大岩さんのグロス73も凄い。トータルバーデイ数も24と過去最高。記録ずくめの第100回大会が無事怪我もなく和気藹々と終了することが出来て、観戦子は胸をなでおろしました。

遠路日本からご参加いただいた太田義弘さん、野村裕晟さん、杉内重太さん、林勝義さんロンドンから参加の北原隆さん、本当に有難うございました。皆様のおかげで、第100回記念大会の形が整いました。この日のために一緒にご尽力いただいた世話役の皆様お疲れ様でした。第101回大会から気分も新たにアズイズ会の次の歴史を作っていきましょう。

今回はいつものスポンサーに加えて多くの方に賞品をご提供いただきました。ご提供者すべての名前を挙げるのは割愛させていただきますが、誠に有難うございました。

           Vive As Is Kai !   片川喜代治

優勝者リレーエッセイ

このような栄誉ある大会で優勝させて頂き ましたこと 大変嬉しく名誉に感じております。これも世話人の方々をはじめ参加各社ご厚情のおかげと 深く感謝しております。 本当にありがとうございました。 グロス 77 、ネット 10アンダーというのは、このところの私のスコアー状態を考えると突出した好成績で 、この好不調の波の巡り合せに もゴルフの不思議さを感じずにはいられません。

コンペの前夜というはご多分に漏れずいろいろ考えてしまうもで 、最近では i-PAD なる 悪魔的に便利な機械ができたおかげで、眠れないベッドの中で古今東西のスイングビデオや、 最新 レッスン書などをダウロードはじめたら もうおしまい。 数多の新スイング理論に頭はキンキン。眠るどころかベッドサイで素振りまで始める羽目になります。

もちろん この付け焼刃は翌日のゴルフにとっては百害あって一利なしで、実は 前週の大会 (ユーロカップ )ではこれをやったおかげでメタメタになった苦い経験を致しました。かといって何も考えずには、いてもたってもいられないのがゴルファーの悲しい性。 悩んだあげく今回は偉大な過去のプレーヤの言葉を読みこれを反芻しながら眠りにつくことにしまた。 いろいろ考えてみますと 、勝利の一番の原因はこれだったのかな ?という気がしております。 有名な格言なのでご存じ方も多くいら っしゃると思いますがこの場をお借りして、私のツボにはまった金言を三点ほどご紹介させて頂きます。

いつか幸運が訪れることを期待して、努力を続け、ボールを打ち続けなさい (ボビー・ジョーンズ)

ほとんどの人は大きなバックスウィングによってインパクトの力が生まれるという勘違いをしている (ジャック・ニクラス)

ゴルファーの最も崇高な目的は人を驚かすようなすばらしいショットではなく、ミスをひとつひとつ着実に減らしていくことである (ジョン・ヘンリー・テイラー)

As is会のさらなる盛況と今後も長い歴史を重ねて頂くことを祈念し、優勝の御礼とさせて頂きます。

丸紅欧州会社 近藤孔明