今週のフランス

エールフランス、子会社ジューンの解消を決める

エールフランスは10日、割安航空子会社ジューン(Joon)を解消すると発表した。従業員と機材をエールフランスが吸収する。今後はエールフランスKLMのスミス新CEOが決めたプレミアム路線を志向する。

ジューンはジャナイヤック前CEOが設立を決めた子会社で、赤字路線の営業収支改善を目的として、格安航空と従来型の航空会社の中間的モデルを採用。労働コストの抑制がビジネスモデルの要(全体のコストは従来比で15%減)で、1年前に中距離便の運航を開始し、次いで長距離便の運航にも事業を拡げていた。1年間で2万便を運航、利用客数は300万人強(以前より5%増)に上り、一定の成功を収めていた。ただ、エールフランスの労組は、ジューンの就労条件の劣位を問題視しており、その解消は労組の意向にも沿った決定と見ることができる。

エールフランス側は、「エールフランス」ブランドを強化することを目的の一つに掲げており、機材の管理統合化によるスケールメリットも強調。スミスCEOは従業員らに示した戦略の中で、ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミーの拡充を通じた高級路線の強化を柱に据える方針を示しており、その流れの中で、ジューンの解消が決定された。

 

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