今週のフランス

ミシュランとフォルシア、水素燃料電池で協業

仏タイヤ大手ミシュランと自動車部品大手フォルシア(PSA傘下)が水素燃料電池事業で協業する。合弁会社の設立で合意した。

ミシュランは去る2月1日、水素燃料電池を開発する仏Symbio社を100%子会社とした。Symbioには仏エネルギー大手エンジーなども出資していたが、全株式を買い取った。Symbioを、フォルシアとの折半出資合弁「Symbio, a Faurecia Michelin Hydrogen Company」に鞍替えし、両社のノウハウなども持ち寄る形で協業を進める。

Symbioは2010年の設立で、仏国内で300台のKangoo ZE(ルノー)に燃料電池ユニットを供給した実績がある。ユニットの製造はミシュランが受託して行っていた。フォルシアは水素貯蔵タンクの製造で実績があり、技術を合弁には持ち寄らないが、製品開発や販売、製造面で協力する。ミシュランも電解膜に関する技術は手元に残しての協力となる。新生Symbioは6月末に発足予定で、Symbio創業者のファビオ・フェラーリ氏が経営を継続、従業員200人の体制でスタートする。

ミシュランとフォルシアの両社は、水素燃料電池市場が勃興期にある今こそ足場を築くチャンスだと説明。2030年時点の市場規模を150億ユーロと予想し、25%のシェア獲得を目標に掲げる。コスト高が難点だが、フォルシアのコレルCEOは、2025年までにコストは半減すると予想している。

 

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