今週のフランス

ベナン北部で拉致の仏人2名が救出:仏特殊部隊の2名が死亡

1日にベナン北部でフランス人観光客2名が誘拐された件で、フランス軍の特殊部隊が9日夜から10日未明にかけてブルキナファソで作戦行動を実施し、拉致された2人を保護した。この作戦で特殊部隊のうち2人が死亡した。誘拐犯は4人が死亡、2人が逃亡した。

フランス人観光客2人は、ベナン北部のペンジャリ自然公園を訪問中に拉致された。運転手兼ガイドの現地人男性はその後に遺体で発見されていた。フランス政府は、米国情報機関の協力も得て犯人グループを特定。ブルキナファソを経由してマリに向かい、マリで人質を依頼主であるイスラム過激派グループに引き渡す計画であることを掴み、マリに入る前に奪回作戦を行うことを決めた。フランス軍はこのために人質救出を専門とする特殊部隊を動員、ブルキナファソ軍の兵站支援も得て、9日夜から10日未明にかけて、野営中の犯人グループに奇襲をかけた。この時に、隊員のうち2名が死亡した。また、事前には察知されていなかったが、犯人グループはフランス人人質2人のほかに、米国人女性と韓国人女性各1名を人質としており、この2人も救出された。両国とも、自国民が人質となっていたことを把握していなかったという。女性2人は28日前に別途拉致されていた模様というが、詳細は発表されていない。フランス人の人質2人と韓国人女性は11日にフランスに到着、マクロン大統領らが出迎えた。米国人女性は米国政府が保護したという。

発表によると、フランス人の拉致を依頼したのはマリのイスラム過激派グループ「カティバ・マシナ」で、マリを中心に軍事行動を展開するフランス軍と交戦関係にある。アルカイダ系組織とトゥアレグ族のグループが合同した勢力で、そのリーダーのアマドゥ・クファは2017年3月頃から頭角を現した。フラニ族(プル族)に決起を呼びかけている。

 

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