今週のフランス

バルカニ夫妻の脱税・汚職容疑裁判、13日に開始

パリ西郊ルバロワペレ市のパトリック・バルカニ市長と妻のイザベル・バルカニ氏(同市助役)を主な被告人とする脱税容疑などの刑事事件裁判が13日、パリ地裁で始まる。6月13日までの予定で一連の容疑が追及される。

パトリック・バルカニ被告人は70才、妻のイザベルは71才。保守政界の有力政治家として、サルコジ元大統領にも近い存在だった。古いタイプの金権政治家としても知られ、クリーニング業者がバルカニ被告人の礼服から500ユーロ札7枚を発見したという逸話まである。今回の裁判では、ノルマンディー地方ジベルニーにある豪華別荘に絡む脱税疑惑(2009年から2015年にかけて1300万ユーロ規模)に加えて、モロッコ・マラケシュの豪華別荘をサウジアラビアの実業家から贈られ、当局にこれを申告せず、実業家が市内で計画した不動産開発に便宜を図った疑い(収賄、着服、資金洗浄)で追及を受ける。バルカニ夫妻のほかに、息子と、サウジ実業アのモハメド・アルジャベル氏、顧問弁護士のアルノー・クロード氏が起訴された。

イザベル・バルカニ被告人は5月1日に自殺を図ったといわれ、現在は入院している。公判初日には公判延期を求める弁護団との攻防が焦点になる見通し。

 

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