CCIJF – 在仏日本商工会議所

アジャン都市圏、太陽電池街灯の大規模展開決める

アジャン都市圏(ロートエガロンヌ県)は太陽電池稼働の街灯を導入することを決めた。パリで開催中のAMF(市町村長連合会)総会の併設イベントである市町村長向け公共調達見本市の会場で23日に発表された。

アジャン都市圏は44の自治体からなり、人口は10万人余り。1万9000本の街灯があるが、うち古くなった7000本を、太陽電池稼働の街灯に切り替える。地元企業であるフォンロッシュ・ライティング(Fonroche Lighting)の製品を採用する。2026年までに切り替えを終了する予定で、都市圏は1100万ユーロを投資する。これだけの規模で太陽電池稼働の照明が導入されるのはフランスでは初めてという。

フォンロッシュ・ライティングは従業員数が世界で200人(うち130人が地元)。年商は2022年に6000万ユーロ、2023年には1億ユーロに上る見込み。その製品は、国内のほか、クウェート、カナダ・ケベック州、スイスなどで採用例があり、セネガルでは最近に数万本の契約が結ばれた。電力網を必要とせず、自律的に照明を確保できるのが利点で、通常の街灯と比べると2割から3割程度高いが、エネルギー価格高騰の中で、運用費用がかからないことが売り物になる。設置から10年間はメンテナンスも一切必要がないという。アジャン都市圏では、切り替えにより年間60万-75万ユーロのコスト削減が実現すると説明している。フォンロッシュによれば、日照時間が短く、晴天も少ない北仏地方における採用例でも、問題なく稼働することが実証済みであるという。