ディオールの新ディレクターにジョナサン・アンダーソン氏
クリスチャン・ディオール(仏LVMH傘下)はこのほど、アーティスティック・ディレクターにジョナサン・アンダーソン氏を起用すると発表した。
アンダーソン氏はディオール・オムのディレクターに就任済みだが、ファムとオートクチュールも指揮し、ディオールの全部門を担当するディレクターとなる。創設者のクリスチャン・ディオールが1957年に亡くなって以来、全部門を一手に統括するディレクターが就任するのはこれが初めて。
アンダーソン氏は40歳。アイルランド人で、若手デザイナーとして頭角を現し、2013年にはLVMH傘下のスペインのブランド「ロエベ(LOEWE)」のディレクターに就任。
去る3月に退任するまで、同ブランドの事業規模を4倍に拡大することに成功した(2024年の推定年商15億ユーロ)。続いて4月にはディオール・オムのディレクター就任が公表され、その初のコレクションが6月27日にパリで発表されることになっている。
ファムとオートクチュールを率いるキウリ氏の退任を受けて、その後任に起用された。
アンダーソン氏が手掛けるファムのプレタポルテ・コレクションは次回パリ・ファッションウィーク(9月29日-10月8日)で発表される予定。
