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共和党所属のマルレクス下院議員が自殺

保守政党「共和党」のオリビエ・マルレクス下院議員が7月7日、自宅で遺体にて発見された。
当局では自殺とみて、検視と状況の調査に着手した。
マルレクス下院議員は54歳。1年前の解散総選挙まで、共和党の下院議員団団長を務めていた。
改選後は有力者のボキエ議員に団長職を譲り、下院議員の職務を続けていた。
ウールエロワール県アネット市選出議員で、過去には同市の市長を務めており、地元でも精力的に活動していた。
7日には、アネット市と下院で予定していた公務に姿を見せず、心配した関係者らが憲兵隊に連絡、アネット市内の自宅で、首を吊った形で死亡しているのを憲兵隊員らが確認した。
第3者が介入した形跡はなく、当局は自殺とみて、状況の調査に着手した。
パソコンや文書等の分析を行い、検視を実施して状況を調べる。
現場には紙片が残されていたが、自殺の背景を把握するのに有用であるかはまだ分からないという。
マルレクス下院議員は、国家主権擁護派で、アルストムのエネルギー部門事業の米GEへの売却案件で下院調査委の委員長となり、提訴を行った(2019年)ことでも知られる。