CCIJF – 在仏日本商工会議所

インターパルファム、ロンシャンの香水ライセンス契約を獲得

香水大手のインターパルファムはこのほど、仏ロンシャン(革製品)のライセンスを取得したと発表した。
2036年12月末日までの期限でロンシャン名義の香水の開発、生産、販売に当たる。
2027年にロンシャン初の香水を発売する予定。
インターパルファムの仏事業会社インターパルファムSA(パリ株式市場上場企業)が契約を獲得した。
同社は、ジミー・チュウ、コーチ、モンブランの各界3ブランドのライセンス契約を主力とし、自前のブランド(去る3月に買収のアニック・グタールなど)も展開している。
2024年の年商は8億8000万ユーロで、うち主力3ブランドのライセンス契約で69%を稼いでいる。
2年前に獲得したラコステのライセンス事業も1億ユーロの年商を達成するに至った。
インターパルファムの営業利益率は20%に上る。
インターパルファムは、ヴァンクリーフ&アーペル(リシュモン傘下)とのライセンス契約を昨年に更新したが、ブシュロン(ケリング傘下)との契約は年内で打ち切りが決まっており、ロンシャンの契約獲得は成長力を維持する上で朗報となった。
ロンシャンが香水に多角化するのは今回が初めて。
同社は80ヵ国に400店余りを展開しており、業績は公表されていないが、2023年に40%、2024年には20%強の増収率を達成した。