インフルエンサーがライブ配信死、警察が捜査開始
インフルエンサーがライブ配信中に死亡する事件が発生した。警察は死因解明のための捜査を開始した。
死亡したのは46歳の男性で、本名はラファエル・グラベン。
ジャン・ポルマノーブ(Jean Pormanove)、特に「JP」という名前で知られていた。
問題のライブ配信はプラットフォーム「Kick」上で8月17日から18日にかけての夜に行われた。JPがマットレス上に倒れ伏して、脇にいる人物が物品を投げつけても起きず、その後で配信は打ち切られていた。
撮影はニース市近郊で行われており、ニース地検は19日に、JPの死亡を確認し、遺体を解剖して死亡理由を解明すると発表した。
JPは5年前にゲーム実況で配信を開始。
その後は、自身が暴行を受ける模様を配信することで知名度を高めた。
インスタで14万3000人、Twitchで67万人、TikTokで58万人のフォロワーを有していた。
2024年12月には、ニュース専門サイト「メディアパルト」の告発報道を受けて、警察当局が捜査に着手し、「相棒」として動画に出演していじめ役を果たす通称「ナルト」と「サフィン」を勾留の上で事情聴取したが、この捜査はそれ以上は進展していなかった。
両者は取り調べに対して、シナリオ通りに同意の上で行っていると説明していた。
事件を受けて、シャパス・デジタル担当相は19日夜にコメントを発表。
投稿された動画は許しがたいとし、ARCOM(放送等監督機関)と違法コンテンツの捜査当局PHAROSに通報したと発表した。
このコメントについては、遅きに失した対応だと批判する声も聞かれる。
