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下院副議長に極右RN所属の2名が選任

下院は10月2日、事務局の選出を行った。
6人の副議長のうち2人が極右政党RNの議員となった。
下院事務局は議長以下22人で構成される。
副議長は議員の秘密投票により、通常国会の開始時に選任される。
昨年の通常国会開始時には、極右所属議員の副議長就任を阻むことで与党と左派勢力の間で合意が成立していたが、今回は、ブロンピベ議長が、議会の勢力関係を忠実に反映した配分にすることが民主主義の常道に照らして正しいと主張して、極右2名、与党2名、左派2名という構成にするよう働きかけていた。
与党内には反極右の立場から反対論も根強くあったが、投票の末に、極右2人の選任が決まった。
RN所属の副議長には、シュニュ議員とラポルト議員(女性)が選ばれた。
ブロンピベ議長はやはりバランスに配慮し、左派系の2名の議長として、左翼政党LFI所属の2候補(アボマンゴリとゲテの両議院、いずれも女性)を選任することを受け入れた。
残る2名は、ブランシェ議員(中道政党MODEM)とプシエバンスバック議員(右派政党オリゾン)と、いずれも与党勢力から選ばれた。