毎日喫煙する人の割合、25%まで低下
保健分野の公的機関SPF(サンテ・ピュブリック・フランス)が10月15日に発表した調査結果によると、18-75歳の層における喫煙者の割合は2024年に25%となり、2021年の32%に比べて低下した。
毎日喫煙する人がこの年齢層に占める割合も同じ期間に25%から18%へ低下した。
過去10年間では、毎日喫煙する人の数は400万人の減少を記録した。
この期間には、2016年から2019年にかけて顕著な減少を記録した後で、新型コロナ期に相当する2020年と2021年には時に増加を示す局面もあった。
ただしその後は再び明確な減少を続けている。
社会的な境遇が喫煙に及ぼす影響は大きい。
毎日喫煙する人の割合は、例えばワーカーでは25%と高いが、管理職では12%と低い。
経済的な困難にあると答えた人に限ると、毎日喫煙する人の割合は30%と高く、経済的に余裕がある人においてはこの割合は10%と低い。
地域による差も大きい。
全体で14.6%から20.9%までの開きがあり、グランテスト(北東地方)、オクシタニー(南西地方)、プロバンス・アルプ・コートダジュール(南東地方)の各地域圏では高めとなっている。
全体として、フランスはそれでも欧州平均と比べると喫煙者の割合が高い。
SPFは11月10日から、「1ヵ月間の禁煙チャレンジ」のキャンペーンを行うが、「たばこをやめたい」と答えた人は、毎日の喫煙者においては55%まで上昇しており、脱喫煙の伸び代はまだ大きい。
電子たばこの喫煙者も含めたより完全な集計結果は12月初めに公表される予定。
