CCIJF – 在仏日本商工会議所

サノフィ、ハドソンCEOの退任決める

仏製薬大手サノフィの取締役会はハドソンCEOの任期延長に応じないことを決めた。
2月12日に発表した。ハドソンCEOは17日の株主総会を以て退任する。
後任にはドイツ・メルクのベレン・ガリホCEOを起用することもあわせて発表した。
ガリホ氏は去る9月に退任の意向を表明、4月29日付で退任することになっている。
それまでの間、サノフィのCEOはシャルメイユ・バイスプレジテント(執行役)が代行する。
ハドソンCEOは英国人で58歳。
2019年に就任し、以来、開発中だった「デュピクセント(デュピルマブ)」をドル箱に育てる功績があった。
デュピクセントは、アトピー性皮膚炎に始まり、各種の疾病への効果が認められており、サノフィの年商(440億ユーロ)の3割強を稼ぎ出している。
ハドソンCEOはまた、大衆薬部門(Opella)を分社化・上場し、新薬の開発を事業の柱に絞り込んだ。
新薬パイプラインは増強されたものの、このところ成果面では黒星が続いており、デュピクセントの特許切れが始まる2031年までの5年間に、次の稼ぎ頭を育てることが課題となっている。
サノフィ取締役会は、このタスクをハドソンCEOに引き続き託することはせず、後任を任命することを選んだ。
後任のベレン・ガリホ氏(女性)は65歳。
サノフィには過去に15年間に渡り勤務した古顔でもある。
市場は新人事の発表に動揺しており、サノフィ株価は12日、終値で4.19%の下落を記録した。