ゲラン、Intactの第2世代アルコールを採用
香水ブランドのゲラン(仏LVMH傘下)は、仏ベンチャー企業Intactと提携合意を結んだ。
温室効果ガス排出削減を目的に、Intactの高純度アルコール「Pulse」を試験的に採用する。
ゲランは男性用香水「ロムイデアル」の原材料として「Pulse」を採用する。「Pulse」は、マメ類の非食用バイオマスを原料とする第2世代アルコールで、栽培段階から醸造・蒸留に至る全工程に低炭素のコンセプトを組み入れて、温室効果ガス排出量を抑制し、環境負荷や水の消費量削減などを共に実現できる。マメ類の栽培は、Intactの筆頭株主である農業共同組合のアクセレアル(Axereal)が引き受け、高純度アルコールの製造は、Intactの本社があるボール市(オルレアン近郊)の工場にて行われる。
ゲランは、オーガニックのサトウダイコンを原料とするアルコールを採用し、「アクア アレゴリア」コレクションなどの原料としてきた。
同社製品の60-70%程度の容量をオーガニック・サトウダイコンのアルコールが占めている。
「Pulse」の採用が成功すれば、さらに85%の温室効果ガス排出量の削減が実現するという。
ゲランは、スコープ1及びスコープ2の温室効果ガス排出量を、2019年比で2030年までに47%削減するとの目標を設定していたが、これまでに79%の削減を達成しており、既に目標を上回っている。
容器や詰め替えの推進などの努力に加えて、原材料に由来する発生量も圧縮を進める。
Intactは2022年に1億2200万ユーロを調達し、この時にアクセレアルが筆頭株主となった。
酒造大手レミコアントローも「Pulse」の調達を決めている。
