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スウェーデンで仏空母に露ドローン飛来:空母は対イラン防衛で地中海に派遣か

スウェーデン南部のマルメ港に停泊中だった仏空母シャルルドゴールに未確認ドローンが接近する事件が2月25日に発生した。
ドローンはスウェーデン軍により無害化された。
スウェーデン軍は27日の時点で、ドローンがロシア由来であることを確認したと発表した。
シャルルドゴールは、北大西洋条約機構(NATO)の訓練に参加するため、マルメ港に寄港していた。
同空母がスウェーデンに入るのはこれが初めてだった。
発表によると、ドローンはエーレスンド海峡方面からシャルルドゴールに13kmまで接近。
警備に当たっていたスウェーデンの軍艦が妨害電波によりドローンを無害化した。
シャルルドゴールにもドローン対策の装備が搭載されているが、慣行に従って、受け入れ国であるスウェーデンの軍による対応に委ねた。
妨害電波によるシャルルドゴールへの影響はまったくなかったという。
事件当時に、ロシアの哨戒艦Zhigulevskが海峡のスウェーデン領海内を航行中で、スウェーデン海軍の艦船HMS Rappが警戒に当たっていた。
スウェーデン当局は、無許可のドローン飛行は完全な違法行為だと指摘。
ロシアがこのような行動をするのは驚くにはあたらないが、重大な事案であることにはかわりはないとし、警戒を常時続けることが重要だと説明した。
なお、米国とイスラエルによるイラン空爆にイランが反撃して近隣諸国を攻撃し、緊張が高まっている問題で、報道によると、仏政府はシャルルドゴールを地中海東部に派遣することを決定した。
今回の紛争では、3月2日にキプロスにある英国軍基地がイランによるドローン攻撃を受けており、紛争の範囲が欧州側にまで拡大している。
英独仏など欧州諸国の首脳らは防御のための軍事行動で協力する考えを表明している。