CCIJF – 在仏日本商工会議所

仏トークン化市場Liseで初のIPO

新設の仏トークン化市場Lise(Lightning Stock Exchange)で4月9日18時、初のIPOが行われた。
航空機・宇宙機の部品メーカー、STグループが上場した。
Liseには、Caceis(クレディアグリコル銀行傘下)、BNPパリバ銀行、BPIフランス(公的投資銀行)などが出資する。
昨秋にトークン化株式市場として初の認可を取得。
世界に先駆けてトークン化市場におけるIPOを実現した。
トークン化市場はブロックチェーン技術に依拠し、24時間週7日で休場なしの運営が実現できる。
清算や保管の中間業者が介在しないため、上場費用を大幅に圧縮できるのも強みで、Liseは、費用面で上場の選択肢を事実上閉ざされている中小企業に上場機会を提供することが目的だと説明している。
Liseは上場時に3万ユーロの定額式手数料をとり、後は毎年3万-4万ユーロの年間手数料を申し受けることになる。
通常の市場だと、上場時に各種中間業者込みで40万ユーロ程度、年間費用は20万ユーロ程度だといい、桁が違う。Liseは2026年中にあと2、3件のIPOを実現する計画で、16-18ヵ月後には、月間2件というペースの実現を目指す。
Liseは、STグループのIPOについて、個人投資家からの需要は予想を上回る規模に達したと説明している。
個人投資家の場合、アカウントを開いて入金すると取引が可能になり、株式譲渡時に0.25%の手数料が発生する。
フランスでは、所得税については中小企業投資と同じ優遇措置の適用を受けられる。PEA(株式投資プラン)への組み入れは2026年末から可能になるという。