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左翼政党LFIのメランション氏、大統領選挙への出馬を正式表明

左翼政党LFI(不服従のフランス)を率いるジャンリュック・メランション氏(74歳)は5月3日夜、民放大手TF1とのテレビインタビューの中で、2027年春の大統領選挙に出馬すると発表した。
同日にLFIの拡大国会議員団がメランション氏を後任候補に選任することを決めた。
メランション氏はインタビューの中で、世界の歴史が激動期を迎えており、戦争拡大の脅威、気候の大変動の脅威、経済・社会の危機が我々を待ち構えている、などと述べて、「15万人の市民による推薦」が得られることを条件に、大統領選挙に再び出馬する考えを示した。
この、「15万人の推薦」という非公式の署名活動は前回選挙でも行われ、メランション氏は容易に達成していた。
メランション氏の大統領選挙の出馬はこれが4回目となる。
2012年(オランド候補が現職サルコジ大統領を破って当選)以来、大統領選挙に連続して出馬しているが、第3位が最高で、決選投票に進出したことはない。
左派陣営が分裂模様を強める中で、メランション氏は一足先に出馬を決めて、持論である極右勢力に対する防波堤になるという意志を掲げた。
ただ、激越な性格で知られ、ユダヤ人排斥主義的な発言も目立つメランション氏については、極右勢力以上に危険な人物という見方も国民の間で広がっており、メランションか極右か、という究極の選択を迫られることを恐れる人も増えている。
メランション氏は「チームを組んで」選挙キャンペーンを全国で展開すると予告。
国民がどのような反応を示すか注目される。