CCIJF – 在仏日本商工会議所

ワイン生産量、2025年も後退:輸出・国内消費とも減退

仏農業省が4月27日に発表した集計によると、フランスのワイン生産量は2025年に3440万ヘクトリットルとなり、既に減少を示していた前年の3620万ヘクトリットルをさらに下回った。
8月の猛暑が生産量を押し下げたのに加えて、生産過剰を背景に、国の支援を得た減反が進められたことも影響した。
2025年8-11月のワイン輸出は、数量で4%、金額で10%の減少をそれぞれ記録した(前年同期比)。
中でも、米国向けは数量で29%、金額で46%の大幅減を記録。
トランプ米大統領が8月に導入した15%の関税の影響に加えて、ドル安が欧州製品の米国市場における価格を10%押し上げる影響を及ぼし、価格競争力が削がれたことも響いた。
このほか、対中輸出が13%、対日輸出が12%、それぞれ金額ベースで減少したのが目立った。
このほか、シャンパーニュの輸出は過去12年間で最低の水準に低下。
コニャックも同期には20%の減少(数量ベース)を喫した。
コニャックは米中市場の両方で関税引き上げによる打撃を受けている。
その一方で、ワイン(シャンパーニュ等除く)の国内消費も後退を続けている。
1-11月期の量販店販売は4%の減少を記録した。