Alatyr、軌道上でデータセンター組み立てのコンセプトを開発
フランス発の宇宙ベンチャーAlatyrは、軌道上でデータセンター衛星を組み立てるユニークなコンセプトを開発した。
2028年に軌道上組み立ての実証を完了し、2030年には1MWの整備を達成することを目指す。
同社は、太陽電池パネル内にデータセンターのコンポーネントを封入する技術を開発。
パネルと、軌道上組み立て用のAI制御のロボットをセットにして打ち上げ、軌道上で組み立てるという構想を立案した。
太陽光を常時確保するため、太陽との角度が常に一定の極軌道(太陽同期軌道)に投入し、六角形のパネルを宇宙空間に敷き詰めるようにして展開する。
宇宙データセンターの整備構想は、スペースXやブルー・オリジン(ジェフ・ベゾス)などが準備を進めているが、リソースの投入が大きいという難点がある。
Alatyrのコンセプトでは、常時の保守とアップグレードが可能になり、様々な面から負荷が小さい。
相互接続が物理的に確保されるその設計上の利点から、レイテンシが数マイクロ秒程度と、コンステレーションの場合の数十ミリ秒と比べて極めて小さいことも優位となる。
手始めにクリティカルな用途の主権データセンター向けに売り込む。
Alatyrは2023年に発足、共同CEOを務めるエメリック・ローム氏はアリアン・グループ出身で、Iris2(欧州の衛星コンステレーション整備計画)などに携わった実績がある。
