CCIJF – 在仏日本商工会議所

フランス軍の長射程ロケット砲調達、フランス勢2グループの対決か

仏軍隊省装備総局(DGA)は長射程ロケット砲の調達手続きを進めている。
フランス勢の2グループが有力視されている。
DGAは、2027年より米ロッキード・マーティン製の現行長射程ロケット砲を後継する新システムを導入する計画を立てている。
足元でロシアの脅威が高まる中で、長射程ロケット砲の重要性は高まっている。
この分野でフランス勢のオファーはこれまで手薄だったが、サフランとMBDAの共同開発による機材が去る4月半ばに、次いで5月5日にはアリアン・グループとタレスが開発の機材がそれぞれ成功裏に試験を済ませ、入札を争う展開となっている。
DGAは、中期軍備大綱法の枠内で、2028年より13基の導入向けに6億ユーロの予算を確保している。
配備を26基以上に増やすことも計画されている。
砲弾の調達では80億ユーロの予算も確保された。
入札には、韓国のハンファによる「チョンム(Chunmoo)」、米ロッキード・マーティンによる「Himars」、そしてイスラエルのElbitによる「Puls」も加わる見通し。
フランス勢は価格が高めになると予想されているが、主権擁護の掛け声が高まる中だけに、入札では優位に立つと予想される。
特に、アリアングループ・タレス組は、様々な射程の弾道ミサイルの一部と位置づけ、採用されれば全体のコストダウンを実現可能だとして売り込みをかけている。
対するサフラン・MBDA組は電子戦に強いソリューションを売り込む構え。