CCIJF – 在仏日本商工会議所

パルトゥーシュ・グループ、パリ市内に大型遊戯場をオープン

カジノ運営大手の仏パルトゥーシュ・グループは5月12日、パリ市内に大型の遊技場をオープンした。
近く本社社屋も同じ建物に入居する。
凱旋門とポルト・マイヨの間に位置する8500平方メートルの建物を遊技場とした。
全部で7フロアあり、遊技場はうち5000平方メートルを占有。
残りは本社社屋などとして用いられる。テーブルゲームを提供するが、規制上の理由からルーレットは設けられない。
同じ理由からスロットマシンもない。
テーブルゲームはポーカーやブラックジャック、プント・バンコ(バカラに類するゲーム)など、トランプゲームと、ダイスを用いる「クラップス」が提供される。
レストランも併設されている。ライブ・ポーカーのTexapokerとの提携によりトーナメントの会場としても用いられる。
この遊技場は「遊戯クラブ(club de jeux)」に分類される施設で、パルトゥーシュはこれまで、凱旋門の東側に位置するドベリー通りに施設を保有していたが、大型の新施設に移転した。
従来、パリ市内と半径100kmの圏内では「カジノ」分類の賭博場は禁止されており(エンギアンレバン市のカジノは例外)、パリ市内では、愛好家団体という名目で、「遊戯サークル(cercle de jeux)」の分類にて数ヵ所の遊技場が特別許可の下で運営されていた。
しかし、芳しくない事件も多く、2017年に特例措置がすべて廃止されて「遊戯サークル」は全廃となり、代わって「遊戯クラブ」の開設が試験的に認められた。
今年2月には法令の整備を経て、恒久化がなされており、パルトゥーシュも今回、大型施設の開所により本格参入する。パルトゥーシュは今後、規制緩和を働きかけてゆく方針で、特に、米国人に人気のルーレットの設置を「遊戯クラブ」においても認めるよう求める。