K-Motorsが開発のGreenBoost、電動モビリティのバッテリーをサポート
仏K-Motorsは、電動モビリティ向けにバッテリーをサポートするデバイス「GreenBoost」の開発を進めている。
エンジン車のターボにも似た役割を果たし、バッテリーの寿命を高めることにも貢献する。
K-Motorsは2019年に南仏エクサンプロバンス市近郊で発足した。
同社が開発の「GreenBoost」は、スーパーキャパシタとパワーエレクトロニクスを組み合わせたユニットで、電力を一時的に蓄えて、大出力が必要なタイミングで給電し、走行の性能を高めるなどの役割を果たす。
AIを利用した能動的なパワーサプライの管理を通じて、バッテリーの負担を減らしつつ、必要な時に必要な量の電力供給を行うことができる。
1msと迅速なレスポンスを実現、30-1200Vのあらゆる種類のアーキテクチャに対応できる。
蓄電・放電のサイクルは100万回をこなせるタフな設計で、長期に渡りバッテリーをサポートすることができる。
自動運転技術との相性も高い。
同社はこれまで、主に欧州の大手自動車メーカー数社と協力して、10件を超えるコンセプト実証に成功した。
トラックメーカーも関心を示している。
2026年7-12月期には1000基程度を製造する計画で、2027年にはパイロット生産ラインを整備して1万基の製造を目指す。
同社はこのため、500万ユーロの資金調達を完了。
仏政府系金融機関のBPIフランスが傘下のファンドを通じて資金供給に応じたほか、地元プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏の投資ファンド(レジオン・シュド・アンベスティスマン)、銀行プール(LCL、ソシエテジェネラル、CEPAC)、そして京セラ・ベンチャーが参加した。
米カリフォルニア州に本拠を置く京セラ・ベンチャーの協力により米国市場での事業機会も物色しており、既に自動車・トラックメーカーと契約を結んだという。
K-Motorsは今年度に、前年比で2倍の120万ユーロの売上高の達成を目指している。
