CCIJF – 在仏日本商工会議所

エアバス、A350-1000ULRの初試験飛行に成功

エアバスは6月2日、A350ファミリーの新型機「A350-1000ULR」の初試験飛行が成功したと発表した。
1万マイル近くの距離を無給油で運航可能な長距離機となる。
エアバスはA350-1000ULRをオーストラリアのカンタス航空より12機受注した。
その最初の機体が、トゥールーズから出発し、3時間43分間の試験飛行を行った。
4万1000フィート近くにまで高度を上げて、一連のチェックを行った。
A350-1000ULRは、翼部のほかに胴体の後下部に追加の燃料タンクを備えており、商用機として前例のない航続距離を達成。
カンタス航空は同機を、シドニー・ニューヨーク間とシドニー・ロンドン間という、最大22時間の直通超長距離便に投入する。
初飛行では、全般的な性能の検証に加えて、新たな燃料システムのチェックが行われた。
型式認証の取得を目的に、2ヵ月間に渡り一連の試験飛行を行う予定。
より軽量で効率性が高い新開発の空冷システムと客室の空調システムの試験も行われる。内装は、全部で4クラスを設けて、余裕のあるシートアレンジの採用など、長時間のフライトを快適に過ごせるよう工夫がなされる。
A350ファミリーは2026年4月末までで累積1579機が68社より発注されている。
700機余りを41社が運用中。
なお、エアバスは5月に全機種合計で81機を引き渡し、年頭からの引き渡し数は262機(68社)に上った。
前年同時期の243機を上回り、回復が実現した。
5月には、エアアジアからのA220-300の大型受注(150機)を含めて379機の受注を達成した。