CCIJF – 在仏日本商工会議所

政府、予算法案の準備に着手

2027年予算法案の準備が始まった。
ルコルニュ首相は6月12日までに各省庁に予算編成に関する指針を定めた書簡を送付。
15日には、経営者団体MEDEFの執行役員らを首相府に招いて意見交換を行った。
政府は予算法案を10月中に提出する予定だという。
2027年春には大統領選挙が予定されており、同年2月には国会が休止するため、それまでには予算法案を可決させないと、可決は同年10月以降にずれ込むことになる。
首相はMEDEF代表との会合で、そのようにして暫定的な予算運営が長引く形になれば、財政赤字の対GDP比は同年中に6-7%まで膨張するとの見方を示し、勇気を持って予算法の制定に全力を尽くす姿勢を強調した。
各省庁に送付した書簡において、ルコルニュ首相は、各省庁と閣僚らが合計で240億ユーロに上る新規支出を求めていることを説明し、この調子では歳出の膨張が避けられないと指摘。
支出を増やせる状況にはなく、どれだけ多くの予算を獲得できたかを競うような、古臭いやり方をしている場合ではないと、強い調子で閣僚らに自制を求めた。
さらに、300億-500億ユーロの節減を見出す必要が生じるとして、各省庁に努力を求めた。
首相はその一方で、MEDEFの代表者らに、増税を行わないとも約束。
安易な増税に頼らず、構造的な財政立て直しの努力を進める考えを示したが、政府に残された時間はわずかで、大統領選挙を前に浮足立つ状況の中で国会対策がこれまで以上に難しくなるのは避けられない。