CCIJF – 在仏日本商工会議所

サフラン、アラブ首長国連邦のエッジと協業:精密誘導爆弾の共同生産など予定

仏サフラン(航空機エンジンなど製造)とアラブ首長国連邦のエッジ(Edge)は、パリ北郊で開催の防衛展示会ユーロサトリの機会を利用して、資本提携の合意に調印した。
フランスとアラブ首長国の両方に、両社の合弁会社を設立し、新世代のミサイルの共同開発を進める。
手始めにサフランの精密誘導爆弾ユニット「AASM(ハンマー)」の長射程バージョン「1000XLR」の共同生産を予定する。
アラブ首長国連邦は、仏ラファール戦闘機に搭載のハンマーの前世代バージョンの使用実績がある。
フランスにとって、アラブ首長国連邦は兵器の第2の輸出先であり、中東地域は全体として、フランスにとって最大の兵器輸出先市場でもある。
サフランにとっても、アラブ首長国連邦アブダビは湾岸諸国中で最重要の顧客であり、エッジとの間でも、防衛電子、スマート兵器、AIによる地理・位置情報分析収集といった複数のプログラムで協力関係にある。
アラブ首長国連邦の技術革新研究所TIIとの間では、最近にエージェント型AIの次世代プラットフォームの開発における協力で合意した。
エッジは2019年にアラブ首長国連邦の20社程度の防衛分野の企業の合併により発足。
年商は50億ドルに上り、その76%を輸出で達成している。
アラブ首長国の資金力を背景に国際的に攻勢をかけており、サフランとは、共同開発に加えて販売面でも協力し、双方に利益のある協業とすることを目指す。