CCIJF – 在仏日本商工会議所

アルティス、独OXG Glasfaserの50%株式をソシエテジェネラル銀行に譲渡へ

イスラエル系の仏実業家パトリック・ドライ氏が率いるアルティス・グループ(通信)は、独OXG Glasfaserへの持分50%を仏大手銀行ソシエテジェネラルに譲渡する。
OXG Glasfaserは、アルティスが2023年3月に英通信大手ボーダフォンと折半出資合弁として設立。
2030年までにドイツの700万世帯を光ファイバー網でカバーする計画だった。
そのために70億ユーロの投資がなされる予定だが、アルティス・グループは600億ドルに上る負債で経営が行き詰まっており、約束した投資額を引き受ける余裕がなくなっていた。
ソシエテジェネラルは、取引先の企業をサポートする目的もあり、資産の買い取りに応じたとみられている。
ドライ氏が度重なる買収により築いたアルティス・グループは、全体で600億ドルの債務を抱えており、どう手じまいするかが目下の関心事となっている。
債務額は、OXG Glasfaserが属するアルティス・インターナショナルで86億ユーロ、アルティスUSAで250億ドルに上る。
アルティスUSAでは債権者団の綱引きが続いている。
アルティス・フランスでは、債権者団との合意で債務を240億ユーロから150億ユーロに圧縮。
メディア事業を海運大手CMA CGMに売却し、データセンター事業の一部はモーガンスタンレーに譲渡した。
主要資産であるSFR(通信)については、同業3社に203億5000万ユーロで分割売却することが決まっている。
フランスでも、折半出資合弁の光ファイバー資産会社XpFibreの出資分売却が焦点として浮上している。