CCIJF – 在仏日本商工会議所

南仏産ピスタチオ、本格的な収穫始まる

気候変動対策の一環として、南仏プロバンス地方の農家がピスタチオ栽培に取り組んでいる。
8年前に植林した分が今年に本格的な収穫期を迎えた。
600ヘクタールで6-10トン程度の収穫が見込まれている。
ピスタチオは植えてから10年程度待たないと収穫量が最大化しない。
地中海沿岸地方では気候変動の影響で従来の作物は苦戦が目立ち、新たな気候に適合し、付加価値も大きい作物として、ピスタチオの試験導入が始まった。
ピスタチオの主な産地はイランで、ギリシャやトルコ、さらに米カリフォルニア州や、欧州ではスペインにも導入されている。
フランスでは、ぶどう栽培を補完、代替しうる作物として、オリーブとピスタチオが特に期待されている。
バランソル高原(アルプドオートプロバンス県)で農業を営むゴサールさんは、5万5000ユーロを投資して4ヘクタールに1200本を植えた。ピスタチオは開花が遅く、そのため遅霜の影響を受けないという利点があるとゴサールさんは話す。
ピスタチオの木は高価で、初期投資は大きくなり、収穫が可能になるまで時間もかかるが、今年には、猛暑を耐え抜いて豊富な収穫量を確保できることが実証され、導入はさらに進むことが期待できる。
業界では2030年に2000ヘクタールを目標に定めている。