ソシエテジェネラル。2029年までの戦略プランを公表
仏大手銀行ソシエテジェネラルは9月21日、2029年までの期間の戦略プランを公表した。
市場はプランの内容を歓迎し、同社株価は同日終値で1.76%の上昇を記録した。
クルパCEOは就任直後の2023年9月に前回戦略プランを公表した。
CEOは、節減による利益率回復を優先した前回プランを予定通りに達成した実績を強調。
今回、節減努力の継続と株主への利益還元を実現しつつ、成長戦略を展開するという内容の新たなプランを公表した。
新プランは、利益率を2029年時点で13-14%に、2030年には15%へ引き上げるとの目標を設定。
純利益の50%を株主に還元することも約束した。
期間中には130億ユーロを還元し、それに加えて、CET1(自己資本比率)が13%を超える分を追加還元し、それを含めると還元額は合計で210億ユーロに達すると予告した。
事業費率は現在の60%弱を2029年には55%にまで引き下げることを目標に設定。
期間中に情報処理投資を5億ユーロ削減し、外部委託の費用も4億ユーロを削減。
人件費については、自然減を通じて絞り込みを継続する。
その一方で、AIの効果的な利用を通じて生産性の向上を図る。
成長戦略においてはリテール銀行業が柱となる。
特に、ネット専業銀行子会社のブルソバンクと、ソシエテジェネラル本体のリテール銀行業の連携を強化する。
このために、ブルソバンクのグリゾニ社長が、ソシエテジェネラルのリテール担当副CEOを兼務する体制を敷く。
ブルソバンクは2029年時点で顧客数1400万人の達成を目指す(490万人増)。特に、若い世代の顧客層の取り込みを図る手段として期待する。
