CCIJF – 在仏日本商工会議所

Coprexma、漁船のセイル推進化を提案

船舶設計の専門企業Coprexmaが、セイル推進の漁船の開発に取り組んでいる。
2027年にも既存船舶の改造により導入を実現する計画。
Coprexmaはブルターニュ地方フィニステール県ポンラベ市に本社を置く。
40年の実績があり、2025年5月に、造船業で実績のある実業家ギヨーム・ショサード氏が買収して経営権を獲得した。年商は80万ユーロ、従業員数は7人。
漁船においては、安全上の理由や費用上の理由から、操船作業を最小限に抑えることが課題となる。
その点で、伝統的な帆船を漁船とすることには無理がある。
Coprexmaは、仏タイヤ大手ミシュラン傘下のWisamoが開発した新設計のセイルを導入することでこの問題をクリアする。
Wisamoは、沿岸警備隊向けの哨戒艇にこのソリューションを導入。
初号艇が近く組み立てられることになっている。15%の燃料消費が見込まれているという。
Wisamoのセイルは120平方メートルで、ボタン一つで簡単に展開と収縮ができる。操船作業も全自動で、漁労に専念できる利点がある。
足元でディーゼル燃料が高騰しており、セイル導入の初期投資を燃料節減により回収しやすい状況になっている。
漁船の場合、電動化するには漁港に充電器を整備することが前提となり、インフラの整備に必要な費用は大きい。
当座をしのぐ手段として利用可能であることをアピールする。
既存船舶の改造案件を船主と交渉中で、2027年にも初号船が実現する可能性がある。