CCIJF – 在仏日本商工会議所

花粉症-食物アレルギー症候群の話

春になって暖かくなってきました。春は花粉症のシーズンでもあります。以前フランスの花粉症についてお話しました(健康アドバイス第23回はこちらをクリックしてください)。

今回はすこし踏み込んで花粉症-アレルギー症候群(Pollen Food Allergy Syndrome PFAS)の話です。

PFASとは花粉症の人がその花粉と似た抗原(アレルギーの原因物質)を摂取した際に唇が腫れたり、口の中がかゆくなったりする病気のことです。
代表的な組み合わせとしてはカバノキ科の花粉(シラカンバなど)とバラ科(リンゴやモモなど)の果物です。
以前のコラムで紹介したフランスの花粉症サイトによると、4月11日現在パリ地方はかなりの花粉が飛んでいて、なかでもカバノキの花粉量が多いようです。

もし特定の果物を食べてのどがかゆくなったりする方は、花粉症が原因かもしれません。特に果物(あるいは野菜)を食べた後に全身の蕁麻疹や呼吸困難などの重篤な症状が出たことのある方はかかりつけ医に相談されることをお勧めいたします。