CCIJF – 在仏日本商工会議所

コルシカ島自治強化の改憲法案、下院を通過

下院は6月23日、コルシカ島の自治強化に関する憲法改正法案を賛成多数で採択した。
可決成立までにはまた紆余曲折が予想される。
この法案は、2022年3月に始まったコルシカ島との協議プロセスを経て策定された。
コルシカ島の歴史、言語、文化に関する独自性を認め、島としての特質に配慮して、国家主権に属する案件を除いて、コルシカ島が自ら規制等を制定することを認める内容。
法案は、与党勢力と左派の大部分の賛成を得て、賛成271、反対202にて採択された。
極右勢力は反対票を投じた。
共和党(保守)所属のセコリ議員(コルシカ島選出)は、度重なる修正を経て、コルシカ島民の間で法案への支持が薄れているとの理由を挙げて、投票では棄権した。
憲法改正法案は、両院がそれぞれ同じ文言にて採択した後、両院合同会議により5分の3以上の賛成を得なければ成立しない。
上院が下院通過案を修正すると、成立はそれだけ遅れることになる。
さらに、改憲だけでは施行できず、憲法付帯法と呼ばれる法律を制定して法令の枠組みを整える必要があるが、そちらはまだ策定が完了していない。
現政権の任期が残り少なくなる中で可決成立と施行の先行きが危ぶまれる。