CCIJF – 在仏日本商工会議所

市販のファットバイクの96%は規格不適合=団体調べ

自治体やメーカー、自転車利用者らが作る団体APICはこのほど、最近に流行しているいわゆる「ファットバイク」に関する調査報告書を公表した。
市販のファットバイクの96%は規格に適合しておらず、自転車とみなすことはできないとする結果になった。
ファットバイクは、車輪の幅が太いことからこの名で呼ばれている。
電動モデルで、フードデリバリーの配達員などを含めて市街地で多く見かけるようになった。
APICは、販売店経由で購入可能なすべてのモデルを対象に綿密な調査を行い、96%の製品に規格不適合があると結論した。
インターネット販売のモデルの一部は調査の手が及ばなかったが、インターネット販売では規格適合面ではさらに状況が悪い可能性がある。
電動自転車は最大出力が250Wに制限されており、走行速度が時速25kmを超えないよう制限がかけられている。
また、漕ぐのをやめると、モーターが止まる仕様ともなっている。
市販のファットバイクはこれらの制限がなかったり、容易にリミッターを解除できる仕様になっているという。
報告は、1000-2000Wの出力が得られ、グリップでアクセルをかけられる車両は自転車とは呼べないとも指摘した。
APICは、ファットバイクは自転車とはいえず、自転車専用レーンを走行することは認められないと指摘。
過度のスピードで走行することで、運転者本人はもとより、事故を起こして道路を通行する他の当事者をはじめ社会全体に損害を及ぼすリスクがあると問題視。
自転車運転者には保険加入義務がないため、ファットバイクの運転者が保険なしに事故を起こす懸念は大きいと指摘した。