BlaBlaCar、通勤・通学向け短距離ライドシェア仲介事業をKarosに売却へ
ライドシェア大手の仏BlaBlaCarは7月20日、通勤・通学向けの短距離ライドシェア仲介事業「BlaBlaCar Daily」を、仏同業Karosに売却する方向で、独占交渉を開始したと発表した。
BlaBlaCarは本業の長距離ライドシェアの仲介プラットフォームに経営資源を集中させる方針で、このところ非戦略事業の整理を進めている。
長距離バスのBlaBlaBusは年内にサービスを打ち切る予定で、これにより、仏国内の長距離バス事業は独Flixbusの独壇場となる。
BlaBlaCarはその一方で、最近に長距離ライドシェア仲介を新たに20ヵ国で開始しており、AIを活用して費用を抑えつつ世界展開を強化する方針を明らかにしていた。
今回の事業売却については、「プラットフォームのグローバル展開に投資とイノベーションを集中させる」ためと説明した。
BlaBlaCarとKarosの両社は、既存のサービスの継続性を保障し、Karosへの売却事業の統合は段階的に進めると説明。自治体や企業、ユーザーにとって利益となる形で、イノベーション力を活用すると強調している。
この取引が成立すると、仏国内の通勤・通学向け短距離ライドシェア仲介を提供するのはKarosのみとなる。
Karosは、企業向けに通勤者のライドシェアを手配する事業から始めて、現在では、自治体と結んで、公共交通機関を補完するような形で、アプリ経由のライドシェア仲介も提供している。
パリ首都圏(イルドフランス地域圏)も2025年にKarosの技術の導入を決めた。
同社の発表によると、300を超える企業・自治体が同社と独占契約を結んでおり、エンドユーザー数は73万人に上る。同社は2014年の創業で、これまでに正味で1500万ユーロを調達した。
